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5,000円で細やかなこだわりたっぷり。東京発のワイヤレスイヤホン「TWS-520」

先日ずっと使っていたiPhone付属のイヤホン「EarPods」が再生不良になってしまって、日々のミュージックライフに一抹ならぬ不安を抱えていたとき、Appleから新型の「AirPods Pro」が発売になりました。その音質とノイズキャンセリングの高機能さに惹かれつつも、「完全ワイヤレスイヤホン初心者」としては挑戦しにくい価格…。値頃なもので良いのないかな〜とAmazonを巡回していたら、気になるイヤホンを見つけたのでこちらをポチッとしてみました。

モノトーンでシンプルな外装。実は開け方がカッコよくて…
右サイドから本のようにマグネットで開く仕掛け。箱の設計がニクいです。

めでたく購入に至ったのは、JPRide(ジェーピーライド)という東京メーカーの「TWS-520」という機種。今回はワイヤレスイヤホン初心者のハードル的に合わせて、始めやすいアンダー10,000円に限って探していましたが、Amazonでは予算をかなり下回る5,000円を切る価格で販売されており、「ほんとにいいんですか?」ってなっちゃいました。生産は中国ですが、日本企画の製品ならではの細やかなこだわりを感じたのでまとめてみました。では早速いってみましょう!

ブラック派に嬉しいカラーリングとデザイン。

内側まで抜かりなくブラック。まとめかたとして意外と大事なポイント。

まずはデザイン面。

持ち物、着る物、モノトーン化が進んでいる私。このオールブラックのカラーリングが、購入候補に上がった理由でした。開封してみると、ケースはマットブラックかつ指紋が目立ちにくい仕様で、クールで大人っぽい雰囲気。側面はゆるいカーブが掛かっていて、指の腹に引っかかりやすく手に馴染む設計になっています。充電はmicro USBで、右サイドに端子の差込口がありますが、悪目立ちせずよく馴染んでいます。蓋は二段階で開くようになっているので、勢い余ってイヤホンが飛んでいく、ということも無さそうです。

毎日つけているシルバーアクセサリーとのペアリングもいい感じ

肝心のイヤホンもイヤーアクセサリ感覚で自分のいつものファッションに馴染みました。基本大ぶりのイヤリングとイヤーカフを付けているのですが、そこにセットで持ってくるとカッコいいです。完全に自己満ですが、そういうところで毎日気分良く過ごせるかが左右されると思うので。

Bluetooth5.0に対応。スムーズ接続、遅延や途切れが少なくストレスフリー。

ワイヤレスイヤホンなので、肝はBluetooth通信の快適性。ここが気持ちよくなければ使うのが億劫になってしまいます。

こちらは最新バージョンのBluetooth5.0が採用されていて、これまでより「通信範囲」と「転送速度」がパワーアップ。接続もスムーズで音の遅延や途切れが改善されています。壁や障害物などの隔たりに弱いBluetoothですが、家事をしながらでも途切れが気にならず、Netflixやプライムビデオなどで動画を見る時の音の遅延は致命的。それもほとんど感じられずフラットに視聴出来ています。これでアニメ鑑賞が捗ってます。助かる〜。(Bluetooth5.0に対応したデバイスとの接続が必要。iPhoneは8以降)

イヤホン側の操作は左右のイヤホンごとに割り振られたタッチ操作で、タップのみの「再生停止」「スキップ」「頭出し」の3アクション。わかりやすくて感度も上々。すぐつながって、さっと止められることがワイヤレスイヤホンの基本ですが、安心して使えるというのは嬉しいことですよね。

デバイスとの接続・切り替えもスムーズ。ケースの蓋を開ければ最後に接続した機器と接続され、すぐ再生を始めることが出来ます。iPhoneからPCへと接続先を変更したいときは、iPhone側の設定をオフにすれば自動でペアリングモードに切り替わるので、あとはPCからつないであげるだけ。イヤホン側の設定にモーションが不要なところが便利です。

低音域だけじゃなく、高音域の透明感が意外と好み。

ミュージックアプリのイコライザ設定も忘れずに。

低音の響きが好きな私は、そこが強調されていることが購入の決め手でした。前評判通り、そちらにぐわーっと音のバランスが寄っているタイプ。ただ響くだけじゃなくて背後の音もそれなりに拾ってくれます。えらい。iPhoneのイコライザは、低音の厚みが増す「Bass Booster」か、全体バランスの良い「Classical」に設定しています。

ところが、予想外に良かったのは実は高音域なんです。透明度が高めで、どこかうるおいを感じられる音。女性シンガーさんや、女性声優さんだと沢城みゆきさんや坂本真綾さん、早見沙織さんなどの声を聞きたくなる鳴りです。

中間の音はしゃりっと乾きがありますが、高から低の間のギャップのある鳴りがこのイヤホンのチャームポイントだと思うので、価格的にも、これについてはあまり重視していません。よく頑張ってくれています。

外れにくく、フィット感自在で音漏れにしくい。

デフォルトは左から2番目。オススメは一番右です。お試しあれ。

そして着用感と遮音性について。

まずイヤーピースが標準で5種類も入っていることにびっくり。これ、付け替えることでかなり音が変わります。ハーフラウンド型3サイズとラウンド型2サイズで、おすすめはラウンド型の大サイズ。やわらかく軽いつけ心地で長く付けていても苦しくなく、密閉されているのに広がりのある感触が気持ち良い。音の響きも格段に良くなります!絶対試したほうがいいカスタムです。

イヤホン自体の重量は軽く、外れにくいのが特徴。歩く、振り向く程度ではズレもなく、自転車に乗る人や運動しながらの使用も問題なくできそう。防水機能もついているので、そのあたりの環境も十分に想定されているのでしょう。

意外と良かったのが、フィット感の良さにともなう遮音性です。個人的にはあまり必要としていなかったノイズキャンセリング。このイヤホンにはついていないのですが、それでもなかなかのシャットアウト力の高さ。いらないと思っていても、使ってみるとこれが意外と快適で。自宅では隣室の生活音が気にならなくなって作業に集中でき、外では電車の中などで音漏れを気にせず鳴らせる。不自然に遮断されるわけではないので、気持ちを向けるとちゃんと聞こえます。そのくらいの度合いが心地よく、思ってもいなかったラッキーポイントでした。

おまけ:「TWS-520」で聴いてほしい超個人的な「おすすめ曲」

数日つかってみて、このイヤホンで試してほしいおすすめ曲を書いておきます。かなり個人的かつ局所的です。気になる方はぜひご試聴ください。

  1. 松任谷由実「春よ、来い」…いわずもがな、ユーミンの名曲。歌声とバックの音の広がり&重なりが耳触りよく最高。
  2. Lisa「紅蓮華」…アニメ「鬼滅の刃」OP・紅白出場の話題曲。唸るような低音の響きと、ボーカルの高低音切り替えのギャップが聴きどころ。
  3. Narco-lepsy「Flood」…ほわっとした女性ボーカルの声とバンドサウンドがマッチ。サビの浮遊感が好き。昨日一目惚れしたばかり。

ふう、出し切った…!想定より力の入ったまとめになってしまいましたので、だいぶ力尽きました。最後に、パッケージに10%オフのクーポンコードのリンクが入っていたので貼っておきます。先日の「Mi Band」に引き続きアンダー5,000円のお買い物。プレゼントにも喜ばれそう。

それではみなさま、快適なワイヤレスイヤホンライフを。

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