
新年、そして一つ歳を重ねて。
2020年になりましたね。フリーランスになってはじめての年越し、思うように事が進まないところもありましたが、なんとか、越すことができました。心身ともにバタバタしていましたが、年賀状を書いて、紅白を少し見てお酒を呑みながら元日を迎えられたので満足です。来年はもっとアクティブに楽しめるようになりたいです。
私事ですが年明け5日が誕生日なのですが、私にとって新年を迎えるということは、一つ歳をとるという感覚で、小さい頃はクリスマスからの誕生日までが冬の一大イベント、という感じでした。今年はいつものREC COFFEEで、1月5日にちなんであまおうイチゴのタルトでちょっとだけバースデー感を味わいつつ、仕事をしながら過ごしました。

新年と歳を重ねるタイミングが重なることで、より心機一転というか、新しい気分になるのですが、自分への備忘録として今の気持ちを今年の抱負をて記しておこうと思います。
自分を「育てる」年に
抱負をひとことで表すにあたって、自分磨き、ということばを思い浮かべました。よく使われることばだけれど、ふと疑問が浮かびました。根本的に、「磨く」とは一体どういうことだろう。調べてみると、
- 物の表面を研いでなめらかにする。
- こすって汚れをとったり、つやを出したりする。
- 念入りに手入れをして美しくする。
- 努力して学問や芸をますます上達させる
- 栄えを増す。光彩を加える。
となるようで、4の意味合いで使われますね。「磨く」にはどこか確固たる要素に絞って深めたりすることで、洗練され、人より優れていったり、鋭く研ぎ澄まされていくようすを表すことばに思います。私にはまだ、試したい武器が多く、「磨く」に値することがきちんと定まっていません。今ある力をもとに、戦える幅を広げたい、そんな感覚です。では、どう表現する?と考えたとき、ふっと浮かんだ言葉が「育てる」です。
- 手間をかけて養い成長させる。養育する。
- 能力などが伸びるように教え導く。手を掛けてやったり、教え鍛えたりして、一人前として通用するまでにする。
- 小さな規模で出発した組織・団体などを発展させる。
- ある考え方・気持ちなどが伸びていくように力を尽くす。
- 手なずける。おだてる。そそのかす。
「育てる」にはこういう意味があるそうです。ここでは2や4にあたる意味合いで捉えています。磨くものを育てるのが今の段階。自分磨きは武器を育てることがある程度進んでから、また次の段階です。
「育てる」には大きく2つ。「整える」と「重ねる」。
まずは、毎日を「整える」こと。
時間に囚われず仕事ができるということがはじめてで、それに圧されて生活全体のバランスが崩れることも多かったように感じました。自然とメリハリのある生活をするセンスは私には無いようで、フリーとはいえ、時間を決めて取り組むほうが性に合っているようだということに気付きました。融通をきかせながら、行動の割合を考えて、道中をより楽しめる余裕を確保して日々を過ごせるようになりたいです。
そして、実験を「重ねる」こと。
仕事もプライベートも、昨年はいろいろと試しながら3年、5年と自分がどうなっていきたいのか探っていました。やったことのないことを始めたり、行けなかったところで学んだり、ちょっとずつではありますが、未知の物事に対する取り組み方として、「やってみて、完成させてみて、そのあと考える」姿勢でチャレンジすることができました。可か不可か、得か損か、向き不向き。やる前から考えても仕方ないし、このくらいの初期コストなら、よしちょっとやってみるか、みたいな。挑戦というとハードルが高く感じるので、私はこれを実験と呼んでいます。
その中からいくつか、続けてみたいことも出てきたし、また新しく始めてみたいこともでてきた。点と点がどうつながっていくかはまだわかりませんが、実験を重ねることで武器を増やし、そしてどれを選択して自分の強みにしていくのかということを見定めていく年にしたいです。その先にクライアントさんとひとつでも多くの喜びが分かち合えますに!
今日はちょっと硬い話になってしまいました。気張らずに、小さくとも取り組むことでまた次が見えてくる。何事もトライアンドエラー、毎日が実験です。前進することで自分がどう育っていくのか、今度は年末に振り返っていきたいです。では、また。

